アマツチ   唐牛幸史展  2001.8.27

 市民芸術村で行われているアマツチ 唐牛幸史展を一家そろって見た。

彼の作品に癒された。

作品そのものよりも、彼の生き方に共感したのかもしれない。

彼のメモやスケッチが壁一面に貼られていた。

彼の頭の中を開いて見ているようであった。ありとあらゆる事が書かれていた。

彼は考えたこと感じたことを書き残し、それをいつでも見れるようにしたいと言っていた。

自分自身をさらけ出す勇気に感動した。

彼は子供が産まれたのを機に2年間自画像を描き続けたと言う。

ありのままの自分自身を描くという行為で、自分を見つめなおしたと言う。


人間は何のために生き続けるのか。

自分自身を確認するために生き続けるのかもしれない。

最近、自分自身を確認する作業を怠っている。


彼はアフリカの神鳥像`カラオ`の修復を手がけた時に思った。

作り手の真剣な思いとエネルギーが使い手を感動させる。

その思いが強ければ強いほど長く愛される。

長く愛されて続けた作品は、やがて作り手の思いよりも、使い手の思いが強い作品へと変わっていくと。


建築も同じである。

また彼はこうも語った。

作品を作った時が完成品ではない。使われて行くうちに完成品に近づくが完成することはないとも

見た目も行為もまるで修行僧のようである。

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