薪ストーブYUUJO

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YUUJOと名付けられた薪ストーブの記録です

設計から製作までに4年半の歳月がかかりましたが、
ようやく試運転が出来るまでになりました。

はたして、YUUJOはどんなパフォーマンスをしめしてくれるのか






2006年10月26日

 昨晩はいつものように端材で着火後、大きめの薪12cmx12cmx55cmの柱材2本を燃やしました。
夜中の1時半に着火し、5時頃まで炎を上げ続け、朝の7時にはほぼ燃え尽きておりましたが、ストーブトップは100度弱、かすかにおきが残っている状態でした。
耐火煉瓦が蓄熱してくれたお陰でしょうか、ほぼ最後まで燃え続けたようです。

 昨晩は少し肌寒いかったのですが、24帖のオーディオルームがむせ返るように、暑くなってしまいました。
本格的な寒さを迎えていないので、断言は出来ませんが、暖房能力は十分あるように思われます。

 残念なのはセルフクリーニング機能がうまく働かないことです。原因はいくつか考えられます。
第一に吸気口が小さい点。第二にガラス面に新鮮空気を流す幕板の気密が不十分で、炉内の空気が吸い込まれてガラス面を汚していると考えられる。
取りあえず、幕板の廻りに耐火セメントを充填してみることにする。
 しばらくは試行錯誤を繰り返さなければいけなよいだ。





2006年10月22日

昨晩は2000gの端材で燃焼実験をした。着火後オーディオに夢中になっていると、ストーブトップの温度が300度になっていた。あわてて、アッシュピットを閉じた。燃焼時間は2時間半くらいです。セルフガラスクリーニングの機能がうまく働いていないようで、ガラス面が曇ってきた。上部吸気口の改良が必要だと思われます。





2006年10月19日

 昨晩も慣らし運転をした。炊き始めに木の水分が炉内で結露する現象が見られた。ストーブの性能に関係ないのだが大きなガラス面のお陰で、炉内がはっきり観察出来る。
ストーブトップで150度を過ぎたあたりで、炎がバッフル板にどの様にあたり、炉内の炎がどの様な動きをするのか確かめた。やはり、バッフル板が短いようである。設計よりも5cmほどバッフル板が短いため、着火しやすく吸気口の操作に対しても、敏感に反応するが、炎を半分しかバッフル板に当たらないので、燃焼効率が悪いのではないかと想像出来る。

 このような時のために、バッフル盤の上に、ステンレスの板を乗せて、バッフル板を延長出来るような部品を作っておいたので、早速取付たみた。写真のライトグレーの部分がステンレスのバッフル板である。次回の試運転で効果を確認したいと思う。

 また、昨晩は杉の端材1600gで240度まで温度が上がり、燃焼時間も3時間以上は燃え続けた。途中で眠くなってしまい、正確な時間はわからないが、今朝、ストーブをさわるとまだ、暖かかった。
しかし、ご覧のとおり、前回よりのかなりガラスが汚れてしまった。特に左下の汚れが激しい。
左方向の空気の流れが良くないのかも知れない。




2006年10月18日

 昨晩も、この季節にしては暖かくストーブ日和ではなっかたが、自作ストーブの初焚きをしました。

外気温が高い日は、ドラフトが弱いので、ストーブの基本性能を確かめやすい。
この時期に、性能が発揮できれば、気温が下がった真冬にはドラフト強くなり、ストーブの性能は上がる。

記念すべき初焚きだが、薪は杉の端材。初焚きくらいは堅木を使おうか、一瞬迷ったが、このストーブの燃料は建物の廃材を利用することにしているので、

アッシュピットを少し開けて着火。火着きはなかなか良い。


ストーブトップが150度ほどになったところで、アッシュピットを閉めると、見る見る間に炎の勢いが無くなり炉内に煙が充満してくる。密閉度はとてもよい。
このストーブの特徴である、ガラス面の曇りをなくするための上部の吸気口が開いたままにしておいたが、この時ガラス面に沿って下方向に空気が流れることが確認できたので、一応狙い通りガラス面のセルフクリーニング機能が、働いているようだ。

しばらくして、アッシュピットを少し開けると、すぐに炎に勢いが出てきた。
程なく、ストーブトップは200度となり、再度アッシュピットを閉じ、アッシュピット横の吸気口と上部の吸気口だけを開けて炎の変化具合を注意深く観察した。
先ほどは、見る見るうちに炎に勢いがなくなったが、今回は静かに燃えている。
温度が高い分、ドラフトが強いので、上下の小さな吸気口だけでも燃焼できるようだ。

初焚きで、YUUJOUの燃焼性能に満足出来る結果が得られた。

もう少し、気温が下がり、本格運転をすれば、上部の吸気口だけでも十分かもしれない。2時間半ほどに実験だったが、内部の耐火煉瓦にも異常がないようだ。ガラス面の汚れは、左下に少々見られたが、少量の薪だったので、左奥の温度が低かったのかもしれない。

しばらくは慣らし運転を楽しみたいと思う。



2006年10月14日
 構想から4年半ようやく、初焚きが出来る状態になった。
ストーブトップに設けられた吸気口 アッシュピット横に設けられた吸気口
炉内背面に積まれた耐火煉瓦 右上に見えるのは吸気用の角パイプ




2002年4月
 オーディオルーム用に暖かくて立ち上がりの早い薪ストーブを導入することにした。
オーディオルームでの使用なので、24時間運転でないため、立ち上がりが早くしかも暖かくなくてはいけまい。
基本性能のよい、ストーブは灰も真っ白である。そのためには蓄熱性能も要求される。

点けたり消したりが頻繁に行われるので、鋳物ストーブでは傷みが激しいので、事務所でも使っているアイアンストーブすることにした。今回の製作も前回同様、伊那の職業訓練学校の溶接課のお世話になることにした。

下にあるのが、私が書いた図面である。アンコールの吸気方法を参考に温められた空気が炉内に入るように吸気経路を工夫した。ストーブ上部に吸気口を設け、ストーブトップの周囲に設置した角パイプで温められた空気がガラス面上部から炉内に入りるようにした。うまくいけば、アンコールのようになかなかガラス面が汚れないストーブとなるはずである。

着火時や急激に温度を上げたい時のためにアッシュピット横にも吸気口を設けて、アッシュピット廻りをぐるりと一回りして炉内へ空気が導入されるようにした。

なぜ、給気温度にこだわるのか。それは燃焼空気の温度はなるべく高い方が、燃焼効率がよく、しかも最後まできれいに薪を燃焼させてくれるからだ。特にわが家のオーディオルームは断熱が不十分なので、室温の低下に伴い燃焼空気の温度が下がると予想される。

燃焼空気を温めて炉内に入れるだけでは、不十分なので、炉内に耐火煉瓦を積み、ストーブの耐久性と保温力高め、メーカー製の薪ストーブ以上の性能を目指している。